【The World】
<クォ・ヴァディス>
『MMORPG-ARMS VALERIA-』の舞台となる世界であり、そこに唯一存在する巨大な大陸の名前でもあります。古代〜中世ファンタジー風の世界観を模しており、アニマと呼ばれる魔法に似た不可思議な力が人々の生活に利用されています。また人間以外の多くの異種族が暮らしており、共存を計ったり時には種族間の争いに発展します。機械やそれに似たモノは未だ存在していませんが、蒸気機関などは一部の都市で活用されています。

<アニマとフォース>
クォ・ヴァディスの自然物(空気や水、土や樹木、金属等の天然資源を加工したものも含まれる)には不可思議な力『アニマ』が満ちています。この世界に生息する種族は先天的/本能的にそれら扱う術を心得ており、それを生活に利用して暮らしています。このアニマを利用した技術・現象は『フォース』と名付けられ、クォ・ヴァディスの根幹を支える重要な要素になっています(例.炎のアニマを利用して火を起こす、水のアニマから氷を作る…etc)。フォースは殆どの種族が扱うことが出来ますが、得手不得手は個人差があります。

<レイス>
「クォ・ヴァディスにおいて社会的・社交的な生活を営む種族」を指す言葉です。クォ・ヴァディスに住む殆どの種族はこの5つに大別されますが、他にも希少な種族が確認されているようです。

・ヒューマン
クォ・ヴァディスに住む種族では大半を占める。他種族に比べると大きな長所は無いが忍耐力や順応性が高く、挑戦的であり新しい技術を積極的に開発する性質は他の種族には見られない特徴。表記は「人」。

・エルフ
正史以前の古代からクォ・ヴァディスに生息している原始的な種族。平和と自然を好み、他種族とも友好的な関係を保っている。見た目も能力はヒューマンに近いが、フォースの適性が若干高め。表記は「精」。

・セレスティア
天界よりクォ・ヴァディスに降り立った天使の末裔とされる種族。不正や悪を嫌うため、ディアブロスとは敵対している。フォースに関するステータスが高いが、身体能力は低い。表記は「天」。

・ディアブロス
魔界より現れた悪魔を祖先とする種族。基本的に単独行動を好み、他種族と馴れ合うことは少ない。非常に力の強い種族だが「フォースを使わなくても強靭である」という種族の歴史的背景から、フォースの素養が低い。表記は「魔」。

・フェルプール
人間と動物の混成種族。比較的人間に近い体を持ち、祖先となった動物により様々な身体的特徴が現れる。その見た目は特にヒューマンから敬遠されがちだが、基本的には温厚な種族。ボーナスポイントが多く振れるという特性を持つ。表記は「獣」。

<クローナ>
クォ・ヴァディスの通貨です。現実の世界の「円」と同程度の価値を持ちます(1000クローナ=1000円)。アイテムの購入、町の発展、プレイヤー間やGMとの取引の際に使用されます。

<大戦>
物語の20年ほど前、クォ・ヴァディスで過去に例の無い大きな戦争が起こりました。大陸東部を支配していたシュープリス家が西部のヴァレリア家に宣戦したことを発端とし、世界を東西に二分して行われたこの戦争は未だかつて大きな争いが無かったこの世界では単に「大戦」と呼ばれました。

敗色が濃厚であったヴァレリアは領主の一族の分家であるオルレア家の助力を得て対抗、10年以上に渡る戦いの末にシュープリスを退け停戦協定を締結しました。そこから更に10年が経過した時代が物語の舞台となります。

<クォ・ヴァディスの領土>
大戦後のクォ・ヴァディスは3つの勢力によって分割統治されるようになりました。主な舞台となるヴァレリア領は北西側に存在します。その他、南西部は国家として正式な領土を譲り受けたオルレアが、東部全域は最大の国土と戦力を持つ東部のシュープリスが支配しています。

<セトラ>
領地拡大を目指すヴァレリア領によって未開拓の領土北部に派遣された開拓者のことです。彼らが暮らす拠点は「ノースヴィレッジ」と呼ばれ、マーセナリーもここを拠点として活動しています。セトラは戦闘には不向きである人員がほとんどのため、不測の事態が起きた時の戦力はマーセナリーに依存しています。

<マーセナリー>
本来は単なる「傭兵」や「賞金稼ぎ」「荒くれ者」を意味する言葉ですが、この世界ではセトラと共に派遣されたヴァレリア領の私設傭兵集団「アームズ」の構成員を指します。マーセナリーの殆どはフォースによる何らかの戦闘能力を有しています。よってノースヴィレッジの警備や未開拓地の偵察、捜索などが主な任務ですが、合間に開拓者として働く者も少なからずいます。